心構え

自分は何時からか調子に載ってたのかもしれない。

今日は(といっても日付的に昨日になってしまったが)自分がどういう状態なのか見つめ直す良い日になったと思う。

昔とある事務所の社長に『事務所を移り歩くジプシーになって管を巻くような役者にはなるな』と言われた事がある。
自分はそうなるまいと努めていたはずがいつの間にか自分もそうなっていたと思い知らされた。

前に向かって進んでいる人達を上から見下していた。
気づくチャンスはいくらでもあったはずなのに。
指摘され、諭され、自分が情けなくなった。
それと同時に指摘して諭してくれる人がいる事が堪らなく嬉しかった。

今この精神状態で思えば、そうすることで精神の安定を図っていたのかもしれない。
不安で押しつぶされてこの世からいなくなってしまいたいと逃げ出したかった数年前に比べ、最近はそういうことはなく実にふわふわした漠然とした思いで過ごしてきていた。
そりゃぁ折角入れた事務所もいつの間にか除籍になってるよ、だって前に進んでないどころかずっと立ち止まって歩こうとすらしてないんだもん。

自分の役者としての心構え、原点はなんだったか。
『俺は底辺役者で自分ができる演技なんて他の人が片手間でやれるようなもんだ』
それが俺の心構えであり出発点にしていた言葉じゃなかったのか。
だからこそノイローゼになるくらいにまで本に向き合ってたんじゃないのか?
それを忘れちゃいけないんだ。

もう自分も若くない。
どうすべきか考え、選ばなきゃいけない。
答えは出ているはずだ、いや出ている。

不特定多数が見るブログでこんな日記を書く事は宜しくない事だと思っている。
が、どうしてもこの日を忘れない為にここに記す事しました。
どうか馬鹿な奴だと笑ってやってください。
また腐ったら蹴り飛ばしてくれても構いません。

最後にもしこれを最後まで読んでくれた方がいらっしゃるのならお礼を言わせてください。

長々としたこんな日記を読んで下さり誠にありがとうございました。